人工知能(AI)に勝つには、冷えたおにぎりが必要だ。今日はそんな話しをしてみたいと思う。

“似合わせカット”とか”私らしい髪型”とか、”似合う髪型”って言葉があるじゃないですか?
AIが、あなたに”似合う”を提供しだしたら我々美容師はどうなるのかなぁーと。
顔型だけじゃなくて、あなたが腕につけてる○ップルウォッチが、数ヶ月分のあなたの心拍数のデータストレス値を元に、今の気分にぴったりのスタイルを提案してくれて、
声のトーンや、しぐさを数字化して”あなたも知らなかった私”をつくってくれるかも。(へーーこんな感じも私っていけるんだ!ってやつ)
あなたが望めば、あなたのDNAを元に、あなたが将来ハゲる可能性は何%だとか。(これすでにある??)
その予防としてあなたが〇〇を多めに取れば、ハゲの進行を80%10年先送りできるだとか。
白髪への対策もばっちりで、あなた自信の細胞を使った安心安全な最新テクノロジーで、お金さえあれば黒髪に戻す事も可能に、、
そんな未来が来たら、、片岡の仕事は、、

人間の美容師が不要の時代がくるのか???
6歳娘「パパー!チョキチョキ屋さんってなにするしごとなのー?」
片岡パパ「んー?そうだなー人の髪をきってかっこよくしたり、可愛くしたりする仕事だよー」
6歳娘「へーー!そうんなんだ!!でもきったり、くっつけたり、ものをつくるのはロボットさんも得意なんだって!」
片岡パパ「おーーよく知ってるなぁー」
6歳娘「うん!AIっていうんだって!3Dプリンターの技術があれば、恐らく人間の頭部の形をスキャンして相関性の高いヘアスタイルを実現できるかと。」
片岡パパ「お、、おう、、む、難しい言葉使うんだな、、」
6歳娘「しかも正確に人より遥かに高い精度で、人より早く。」
片岡パパ「んー急にどうしたー?さっきから、」
6歳娘「パパどうする?」
片岡パパ「え?」
6歳娘「そんな未来が恐らく15年以内にはやってくるよ。人は”合理的”をさらに強く望むようになるだろうし”非合理的”な、、、エラーする、つまりパパ達みたいな美容師は淘汰されていくよ。」
片岡パパ「はい?え、、?え?はい?、」
6歳娘「どうする?そんなAIと、パパはこの市場という戦場でどう戦う?」
片岡パパ「、、はい???え?、まぁ、、、会話で楽しませるとか、??、」
6歳娘「あまい!あまいよ。パパが作ったカレーに隠し味つってチョコレート入れすぎた結果、甘すぎて全部排水溝にすてるハメになったカレーくらい甘い。」
片岡パパ「、、ま、まぁ、あれは確かにカレーってよりも、、見た目カレーのチョコを白米にかけて食ってる感じだったもんなって、なんの話し??、」
6歳娘「いまや、会話や対話ってのは人間だけの特権とは言い難いし、アメリカ本土には広大な敷地に世界中のビックデータを集めて保管してる場所がある。私達が何を考え、どう行動し、どう消費するかだけでなく。なにをどう検索し、どう反応するか、あるいはAという言葉には、Bという反応が最適解であるだとか、同じ言葉でも、瞬きの回数が多い時はCの返答が最適解で、さらに、、」
片岡パパ「ちょ笑!おい!さっきからどうした?!笑」
6歳娘「?????ん?どうしたの?パパ、、きゅうにおおきいこえだして???」
片岡パパ「???ん??あぁ、いや、、なんでもない、、今日はカレーでもつくるか?隠し味もいれて笑」
6歳娘「かくしあじってなぁに?」
片岡パパ「それを今から体験する為にカレーを作るんだよ!失敗しないように笑」
6歳娘「はーい!」
人が冷えたおにぎりを美味しく食べれる理由
はじめて子供が生まれてから、弁当を公園で食べる機会が増えたんですよね。いままでそんな事しようとも思わなかったけど笑
いわいるピクニックっていうんですかね(コロナ禍ってのもあったんだけど。)
晴れた日に、おにぎりと、卵焼きと、鳥の唐揚げを弁当に詰めて、子供と奥さんと公園に行くんです。


真っ青の空と、ひろーい芝生、まさにポカポカの太陽に照らされながら、家族で飯を食うわけですよ。
そんとき食べた弁当がまぁーーー美味い!!!いままで食べたなにものよりも美味かったじゃないかな?
そりゃあ、外で食べれば美味い訳ですけど、それだけじゃないですよ。
別にマクドナルドでもモスでもいいんですよ笑
使った米がいつもより高級だとか、上質な鶏肉だったとかじゃないんですよ。
妻、娘、息子、公園、晴天、芝生、風、音、温度、揺れる木々、木漏れ日、ゆっくり流れる時間、穏やか、心地よい感じ
全てがそろってあの味がでる訳じゃないですか?むしろ、おにぎりなんて冷えて固くなってる訳で笑
ただそのおにぎりが美味いわけですよ。子供達も美味そうに食うわけですよ。それを見て食べるのがまた美味いわけで
この”感じ”わかりますよね?”なんとなくで伝わるもん”がありますよね?
おいAI!!貴様には”この感じ”がわからないだろ?!“なんとなくで伝わるもん”が貴様は苦手だろ?!オレは非合理的で、無駄な、冷えたおにぎりが好きなんだよ!バーカ!お前のかあちゃんとーぐーろ!!!(おちつけって)

冷えたおにぎりが美味いように、どこで?誰が?どんな空気感で髪を切るかが重要だ。
“家族と公園で弁当をたべる”のが最高なように、”美容室で髪を切る”ってのも最高であると思う。
つまり、誰と?どんな風に?どんな場所で?何時?何分?地球が何回周った時?
どんな空間で、どんな時間の流れで、どんな互いの歴史があって”なんとなく”だか居心地のよい空間。曖昧で。不確定で。
どんなテクノロジーが発達しても、僕が世界一美味いと”感じた”あの冷えたおにぎりの美味さの体験ってできないですよ。
それと同じで、どんなテクノロジーが発達しても”美容室で髪をする”って美味さも体験できないはずですよ。少なくとも片岡の領域では。
それは、会話とかじゃなくて、もっと空間と時間的なもの。
会話はしなくてもいいわけで。(実際、10年来のお客さんでカット中いっさい喋らない人もいます)

あいーにできーることはまーだあーるかーい?
“愛にできる事はまだあるかい?”(引用 野田洋次郎)
この問いにAIは何かしらの答えをだすだろうけど、僕ら人間は答えをだせないじゃないですか?(人類全体が納得する答えね)
“答えれない”から良いわけですよ。
わからない事があるから、なぜだか冷えたおにぎりが美味いわけでよ。きっと。
あなたにも長く通ってるヘアサロンありますよね?その理由をどのくらいちゃんと説明できます??結局”なんとなく”じゃないですか??
だから僕は思うです。冷えたおにぎりの様な美容師になりたいと。(はい?)
“なぜだか”美味い美容師になりたいと。
という訳で(どういう訳?)冷えたおにぎりを食べたい!って変わり者は是非片岡まで〜
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