現代はおじさんには”はやい”、もっとゆっくりしたもんが欲しい、たとえば、、

プライベート

「ちゃんぽんは?もうやめた?やきそばも?」

「んーう、ちゃんぽんも、やきそばも、もやめたたい。」

「んならどぎゃんすかねぇ」

「あとは人間もやめなんごつなる笑」

「「笑」」

晴れた日の江津湖

ポカポカ陽気で気持ちいい

先日久しぶりに江津湖にいった。

江津湖を知らない人の為に説明すると、熊本市にある散歩できるデカい湖です。

飯も食えて、ボートにものれて、泳げます。あと釣りも。昔はヤンキーが夜な夜な花火してましたが今は比較的静かなんじゃないでしょうか。

江津湖に行った理由は、江津湖にあるONTHE PARC さんで、妻が新入歓迎会があるということで送迎。(妻曰くハンバーグ美味しかったーって言ってました。ちなみに妻は滅多に美味いと言わない)

妻は歓迎会にいったので、残された息子(4)と僕(38)は江津湖を散歩することに。

僕は徒歩で、息子はブッブーで。

ブッブーにまたがる息子

江津湖はのどかな風景の代表みたいな場所みたいだなと思う。時間がゆっくり流れるなんて言うけど、まさにそんな感じだ。

いけどもいけども、湖と緑と空と、散歩してる人、犬の散歩、ベンチに座る人、ランニングしてる人、風はあるが、日差しが気持ちいい、ここちよい。

38歳のおっさんにここちよい場所は、子供には退屈らしく、そのうちに息子が「もうかえろう」と言う。公園と聞いた場所にはブランコがないのだ。肝心の!!

うん。わかった。腹減った、ブランコの前に飯食いにいこう。

というわけで男二人男飯へ。

男二人と言えばラーメン

子連れのラーメンならあそこ

江津湖にある洒落たカフェ的なものでは、男二人飯にはふさわしくない。という事で一旦江津湖を離れる事にした。

むかったのは熊本が世界に誇る大企業”味千ラーメン”。(子供の頃、あじせんラーメンなんて、なんでみんな味がしないラーメンが好きなんだろう。と、思ってたのはここだけの話し。)

味千ラーメンを知らない人なんていないだろうとおもったら、国内74店舗のうち、なんとほとんどは熊本県内の店舗らしい。世界中にあるイメージだったから、国内200店舗くらいあって、北は北海道、南は沖縄まで制覇してると思ってたが熊本県民の誤解らしい。調子乗ってました。はい。

というわけで、味千ラーメンをはしょって説明すると、久留米ラーメンにニンニクを加えて熊本県民は一回は食べた事あって美味いの?と尋ねられたら「んまぁ普通に、、」と答えること間違いなしのマスコットキャラはチイちゃんです。

チイちゃん

はい。それでこの熊本県民のお袋の味こと味千ラーメンに向かう事にしたんです。子連れでも利用しやすいですしね。普通に美味いし。(いいかたよ)

まず向かったのは味千ラーメン国体道路店。が、まさかの麺完売しましたの張り紙。おいおい嘘だろ?そんなに人気なの?(失礼だろ)

時間は12時前。腹が減った。息子は車に乗った途端熟睡。起きる気配もない。どうする。コンビニですませるか、、いや、もう体が欲している。あの味を、そう世界の味、味千ラーメンを。

というわけで、ググってみると現在地から8分くらいのところに、味千ラーメンならぬ味千食堂を発見した。

味千食堂御領店 どんじゅうの真横です。

どんじゅうを知らない他県の方に説明すると日本昔ばなしのご飯です。(ググって下さい)

あるのは知ってたが入った事はない。そのくらい熊本に住んでればチイちゃんを目にする。

ここ御領店もその一つだ。この時知ったんだけど味千ラーメンと、味千食堂は微妙にメニューが違うらしい。

味千食堂御領店には、焼きホルモンラーメン定食なるものがあるらしい。決まりだ。ここ以外ない。

口コミより。

爆睡している息子を抱え、店内にはいる。カウンター席にイス4つと、四人がけのテーブルが3つ。お客さんは昼飯はいつもここ!と言った感じの作業服を着た4人組のおじさま達だけ。なんとなくカフェとは真逆の雰囲気を感じる。夫婦二人で元気に営業との張り紙がある。歴史を感じる。息子がおきた。

出迎えてくれたのは、マスク越しにでも笑顔なのが分かる小柄なおかあさんだ。小さな子供と父親、おかあさん的に珍しいペアだったんだろう。気を遣ってくれてるのが伝わってくる。まさに食堂のおかあさんという感じで安心する。

焼きホルモンラーメン定食と餃子

息子、寝起きにラーメン

メニューをさぁーとみる。(まぁそうだよな、子供むけのメニューはないよな、、)俺は焼きホルモンラーメン定食で決定として、息子はどうするか、、ラーメン一杯は流石に息子には多すぎよな、、かといって俺のラーメンをシェアすると、俺のラーメンが少なくなるじゃないか!俺はラーメンを食いたい!腹が減っている!えぇーい!

僕「えーと、、焼きホルモンラーメン定食一つと餃子を下さい。(餃子を息子にあげよう)」

心配そうな顔のおかあさん。

おかあさん「餃子は8つよ?おおくない?」

と、寝起きの息子を見て言うおかあさん。

僕「んーそぉーすねー、、(なぜ俺がラーメンは独り占めして、息子には餃子与えてうっちょこうとしたのがバレたのだ!!)」

おかあさん「とりあえず焼きホルモンラーメン定食一つたのんで、ラーメンわけたら??」

僕「んーならそうする?ちゅるちゅる食べる?(頷く息子)ならそれでお願いします。(足りんかったらもう一つラーメン頼もう、、)

おかあさん「はーい焼きホル定食一つねーー」

機会損失っていうんだっけ。今、600円(餃子代)の本来得られるはずの600円の利益を逃したよなー。などと思う。

いやまて。実はおかあさんなりの経営戦略で、僕達親子をリピートされる為に、あえて気遣うふりをして餃子を機会損失にした?(それはそれで好きだ)

それはないなー。と、思う。孫が三、四人いてもおかしくない夫婦二人でされてるお店だ。なんというか、利益だとか質の良いサービスだとか、経営戦略だとか、そんな言葉からはずーと遠いところにある雰囲気のお店だ。なりより、おかあさんの口から「リピートさせる為に」などという言葉がでてくるところが、イメージしずらい。とっても。が、それがここちよい。

先に運ばれてきたのは息子の取り皿とフォーク。次に焼きホルモンと白ごはんと、刻んだたくあんが、お盆に乗って運ばれてきた。ラーメンは別に、おかあさんが両手で運んできてくれた。(たぶんいっぺんには重いから)まってました。これこれ。

最初は寝起きで、ぼうとしてた息子も、取り分けたラーメンを美味しそうに食べている。おにぎりもたべるか?と、尋ねると、うん。と言う。おにぎりを一ついいですか。と、言うと、塩が効いとるけんおいしいよ。と、おかあさん。それなら食べるきるど。と。

運ばれてきたおにぎりを頬張る息子。本当に塩が効いてて美味かったんだろう。あっという間にたいらげた。

僕も焼きホルモン定食と、残ったラーメンを食べた。あ、こりゃ餃子いらんかったな。息子共にちょうど良い満腹具合だ。おかあさんの采配が正しかったのだ。流石だ、おかあさん。あとホルモンお世辞抜きに美味かったです。(マジ)

なぜ、おかあさんは餃子のオーダーを拒否したのか

昭和のサービスと、令和のサービス

僕は技術職であり、営業職であり、接客業だ。そして僕はおかあさんの接客が好きだ。子連れへの配慮がある接客は、親としてはありがたい。でも、そもそも”接客”というくくりでは語れない“なにか”が、おかあさんからは感じとれた。しかも、それは、だんだん最近になるほど薄まっていってるように感じる。本当はみんな“それ”が欲しくてたまらないはずなのに。

では、その”なにか”とはなんだろう?

もし、対応してくれたのが、今時のタッチパネルなら、迷わず餃子を頼んでいただろうな。と、思った。腹減ってたし。(僕は腹が減ると脳が3歳児になり、つい食べ過ぎる)そして、結果的に無理してたべる事になってたかも。

大学生のバイト娘ならどうだろう。4歳児の胃袋を理解できるか。しかも寝起きの。「餃子は全部で8つですので、寝起きの息子さんにちょっと多いかもしれません」いや。どんな愛想がいい娘でも、そんなこといいそうにない。

その店一のやり手、若手店長ならどうか。もしかしたら、、、いやぁどうもイメージできない。餃子ですね。はいわかりました!と、笑顔で言うと思う。

例えば、高度なAIならどうだろう。ありとあらゆる状況に、対応できるようプログラムされたAIだ。寝起きの4歳児と父親。この情報だけでどこまで判断できるのか?”お客様に最適なご提案をする事”とプログラムされたAIだ。「今の状況を判断すると、餃子を注文すると”食べ過ぎ”になる確率が70%ですがいかがなさいますか?」なんて言ってくるのかもしれない。あるいは、”食堂のあかあさんモード”に設定されてた場合、「餃子は8つよ?多くない?」と言ってくれるのかも。

AIがなぜそんな事を言うのかは、はっきりしている。そうプログラムされているからだ。又は、自発的に学習して最適解な”ことば”を選んで音にだすからだ。どっちみち、その方が”合理的”だからそうする。

おかあさんの場合はどうだろう。合理的判断だったろうか。あかあさんは、あの時どんな思いだったんだろう。いや、別に深く考えるほどでもない。おかさんの経験則からそうしたんだ。

おもいやり。とか、やさしさ。とか言うのかもしれない。なんにせよ、のどかな場所だなぁ、と、感じた。時間の流れがゆっくりというか、、

大型ショッピングモールにある駄菓子屋は駄菓子屋か

懐かしむって事は、もうそれがない証拠

ショッピングモールに駄菓子屋がある。我が家の子供達も大好きだ。「三つまで」という約束のをして、駄菓子を買う。僕が小さいころ食べた駄菓子もよく見る。懐かしい。

出典

とはいえ、僕が知ってる駄菓子屋さんとは決定的に違う。そこには、坂口のおばちゃんがいない。

実家の近所に、“坂口”という駄菓子屋があった。(ある?)僕等は「坂口のおばちゃん」と、呼び、坂口のおばちゃんは、ともくん、だとか、ごうくん、だとか、下の名前で呼ぶ。

坂口のおばちゃんは、小学一年生の優等生から、中学3年生のヤンキーまで、ある程度、”知ってる”印象があった。みんなを下の名前で呼んでたと思う。(ど田舎だしね)

恐らくだけど、僕が生まれてはじめて一人で買い物に行き、一人でお金をだして、一人でお釣りを貰う。を、したのは坂口がはじめてじゃないか。毎週、少年ジャンプを買いに行ってた。坂口はなんでもある。体操服も坂口で揃う。

どっちだったかヤンキーの人達にも寛容で、坂口なら、タバコが買えたか、、、(30年前は普通に自販機で変えた)坂口では、怒られたか、、。なんにせよみんなに愛されてる印象があった。

子供ながら、家でも学校でもないコミニティーかそこにはあった気がした。

片岡はどんな店をつくれるか

のどかなヘアサロン。なんとなくだけど、方向性はそっち側な気がする。しかしその、のどかなヘアサロンは、具体的に何をしてくれるんだろう。お客さんがお金を払う以上、なにかを解決する必要あるはずだ。

そういえば先日、あるメーカーさんと仕事関係でDMのやりとりをした時、「片岡さんは、ほっこりしますね。」と言われた。なるほど、僕は、ほっこりしてるのか。ならば、いっそ、ほっこり美容師片岡として、打ち出そうかと思った。

のどかなヘアサロン。ほっこり美容師片岡。

おお。並べて見ると、悪くないじゃないか。しかし、一歩間違うと、もっこり美容師片岡になりかねないな。

もっこ、、いやほっこり美容師片岡は、のどかなヘアサロンで何を提供しようか。手で乾かしておしまいのドライカット。あとは、シャンプーマッサージ、スパ。柱はこの二つにして。リンパの事や、交感神経、根底からの解決を目指したい。それでお客さんからたんまりお金をもらいたい。

江津湖。味千食堂のおかあさん。坂口のおばちゃん。なにも江津湖でラーメンと駄菓子を提供する美容室をやりたいわけじゃない。エッセンス?的なものを心のメモに書いときたい。

居心地の良い空間。と、プロの仕事。そして、僕、もっこ、、ほっこり美容師片岡。退店するとき、お客さんの気持ちも、ほっこりしてるはずだ。

味千食堂で僕の気持ちがほっこりしたように。


ラーメンを食べ終えて、さて帰ろうかという時、常連30年と思わしきおじさまが、作業服姿で入ってきた。

「ちゃんぽんは?もうやめた?やきそばも?」

おかあさん「んーう、ちゃんぽんも、やきそばも、もうやめたたい。」

「んならどぎゃんすっかねぇ」

おかあさん「あとは人間もやめなんごつなる笑」

「「笑」」

のどかな時間がながれた。

お会計を済ませると、息子が「ごてとぉたまでてぃた!」と、大きな声で言った。”なにか”を感じとったのかもしれない。


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感想。ブログ面白かった。ほんと励みになります。ここまで読んだものずきな人。なにかしらアクションして下さい。え?大人ですよね。空気読んでください。

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熊本市東区花立ヘアサロンレピー勤務。片岡知隆。

#ヤッホーカタオカ

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